つなの意見。

書評や映画やドラマの感想、乃木坂についてを綴ります

『星に願いを ―さつき断景-』重松清 何ともない日常

 まだ暑い日が少し続いている気がしますね。

夏服がしまえなくて困ってます笑

 

今回読んだのは重松清さんの『星に願いを-さつき断景-』です。

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https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/134923/

 

〈あらすじ〉

 1995年は地下鉄サリン事件阪神・淡路大震災が起きた年だった。

そんな中で阪神・淡路大震災の復興ボランティアに参加したタカユキ、サリン事件の衝撃を引きずるヤマグチさん、長女が結婚したアサダ氏は何を思うのか。

 

〈感想〉

 3人の人物とその周りの人々について触れている作品でした。

 正直、日常の話がダラダラと続いている感じはあまり好きではありませんでした。というか、あんまり重松清さんの作品が好きではないのかもしれません。たまたま本棚から手に取ったのがこれだったのですが。

 しかし、私は1998年生まれなのですが、自分が生まれる少し前には怒涛の時代があったのだな、と感心しました。

地下鉄サリン事件と言えば最近麻原彰晃が死刑されましたね。詳しくは知りませんがよくテレビの特集でも地下鉄サリン事件は取り上げられます。また、オウム真理教のこともよく取り上げられているので1995年の出来事も最近の事もすごく印象的でした。

 

 この作品の中では差別化をはかるために3人をカタカナで「〜氏」や「〜さん」などと呼んでいるのかもしれませんが、ヤマグチさんもアサダ氏も不自然な感じでした。

ヤマグチさんパートでは奥さんを純子さんと呼んでましたし、アサダ氏のパートでは奥さんと呼ばれていました。

 

 この時代を生きた人やもう少し年をとってからの方がこの作品を楽しんで読めるかな、と思いました。ちょっと良さがわからなかったです。

 

 

今日はだいぶ短めのブログでした笑

あんまり書くことがなかったかもしれません。1995年くらいをタイムリーで生きていた方や年配の方にこの作品はオススメかもしれません。

良かったら読んでみてください。