『ワタクシハ』羽田圭介 存在意義
そういえば、もうすぐ私の大学は学園祭です。慌ただしくなってきそうです。昨日秋刀魚を食べたのですが、美味しかったです。秋の味覚と言えば秋刀魚なので食べられて嬉しかったです。「食欲の秋」でしょうか。「読書の秋」にしたいです笑
今回は羽田圭介の『ワタクシハ』について感想を言いたいと思います。
元々狙って買ったわけではなくて、乃木坂文庫の推しメンの中元日芽香ちゃんの本がたまたまこれだったので読みました。
http://kodanshabunko.com/nogizaka-bunko/index.html
〈あらすじ〉
かつて人気のバンドのボーカルだった太郎。周りの扱いもその肩書きにとらわれていて、太郎は「シューカツ」をしないものだと思っていた。太郎自身もそう思っていたが、大学3年の秋、周りに流されてシューカツを始める。太郎は厳しい現実の中、内定獲得のため奔走する。
〈感想〉
まだ読んでいませんが、朝井リョウさんの『何者』のように自分の立場や存在意義、価値を就活によって考えさせられるというテーマにどの小説もなってしまうのでしょうか。
就活上手くいって良かったね、という話は正直つまらないとは思いますが。
私自身も今ちょうど大学3年の秋でちょうど太郎と重なるなと思いました。実際就活の話とかがかなりあがってくるのもこれくらいの時期だと思います。実は昨日就活セミナーがありました。
就活は自分自身を見つめ直す機会だと思います。自己分析や自分が持っている資格、ESに書かなければならない所謂「ガクチカ」と呼ばれる「学生時代で一番力を入れていたこと」など今まで生きてきた20年(21年)を振り返らなければいけません。場合によっては最近就活のために頑張ったことやボランティアなどについて考え直す方もいると思いますが。
就活を始めたことで自分が手に職をつけるためにやっている活動ではありますが、社会的に本当に必要な人間かわからなくなる時があります。でも、就活を頑張りたいとは思っています。
就活をした人も、している人もこれからする人にも読んでいただきたい作品です。
そうじゃない方もぜひ読んでいただきたいです。