『くるみ割り人形と秘密の王国』 斬新なアレンジ
実は劇場で映画を観てすぐにブログを書くのは初めてです。なので嬉しいです笑
観たその日に感想を述べているので、ブログとしても書きやすかったです。
今回観たのは『くるみ割り人形と秘密の王国』です。
https://www.disney.co.jp/movie/kurumiwari.html
〈あらすじ〉
母を亡くしたクララは父と喧嘩してしまうような関係になってしまっていた。
クリスマスイブの前日、クララの父はルイーズ、フィリップ、クララに母からのプレゼントを渡しますが、なんとクララのプレゼントは鍵の開かない卵型の置き物。
クリスマスの日、シュタールバウム家伝統のパーティで名付け親であるドロッセルマイヤーが催したゲームでクララが自分の名前が書かれた紐に沿って進んで行くと、そこは雪の降る見知らぬ世界だった…
〈感想〉(※ネタバレ含む)
とにかく画がキレイ。マッケンジーフォイちゃん(クララ役)可愛いし、その弟役の子も可愛かったです。クララの名付け親である、ドロッセルマイヤー役もモーガン・フリーマンという豪華な俳優陣でした。キーラ・ナイトレイもシュガー・プラムでしたし。
原作やバレエと違う点もありましたが、ものすごく気になる所は特にありませんでした。どちらかというとバレエ寄りだったと思います。バレエシーンもちゃんとあって、バレエ経験者の私としてはすごく嬉しかったです。
クララという名前は、バレエで使われる主人公の名前で多いです。クララの母はマリーという名前でしたが、マリーは原作の主人公の名前でした。
家族愛の大切さ?のようなものを表したかったのか、家庭不和のような描写もあってなんかこじつけかなと思いましたが、最後のシーンで家族の絆が見られ、感動しました。(泣きました笑)
序盤の方のネズミや、マザー・ジンジャーが怖くてトラウマになりそうだなと思いました。私はネズミを普段は可愛いと思っているのですが、これはネズミ嫌いになりそう…と思うところもありました。あんなネズミいたらちょっと気持ち悪いかもです…
マザー・ジンジャーが摂政を務めていた、第4の国(遊びの国)はどことなく、『ピノキオ』のプレジャーアイランドを感じさせました。
マザー・ジンジャーは最初悪者扱いでしたが、国を支配しようとしたのを改心したよみたいな描写がなかったのでそこが欲しかったです。
シュガー・プラムが実は黒幕?悪い人?だというのはポスター見れば何となく分かったかもなと思いました。
キーラ・ナイトレイが出ている他の映画を観たことがないと思うので分かりませんが、彼女は悪役を演じることが多そうなイメージがあります。
最後陶器の人形に戻してしまうのはちょっと可哀想かな、と思いました。
あと大尉(キャプテン・フィリップ)が個人的にかっこよかったなと思います。クララといい感じになるのかなーと思っていましたが…
くるみ割り人形自体原作や、バレエはくるみ割り人形が実は王子様でクララは結婚して女王になるのが普通なので今までと違うアレンジだと思いました。あと、フィリップもバレリーナもそうですが、黒人を起用した理由が分かりませんでした。あと、くるみ割り人形に対しクララが「ハンサムね」と皮肉を言っているような点から、醜いくるみ割り人形を擬人化すると黒人なのかな、と思いちょっと差別かと思いました。
クララが本作では、賢い女性と言うことでしたが、それにしてはドジってるなーと思いました。不器用な感じを出しているのかとも思いました。今までのアレンジと違い、クララが賢い女性だというのは新しいキャラ付けかと思いました。
くるみ割り人形が大好きなので、観た時に原作やバレエと違う要素が多いのかと心配でしたが、十分楽しめました。
是非観てみてください。