「蜜のあわれ」 人間とは違うもの
これから雨が多くなるそうですね。何か毎回最初天気の話から始まってしまいますね笑
今日は「蜜のあわれ」を観ました。
〈あらすじ〉
老作家(大杉漣)と暮らす美少女の赤子(二階堂ふみ)。しかしこの少女はどこか他の女とは違う。
実は赤子はある時は少女、ある時は金魚だったのだ…。
そんな時、老作家への思いを募らせこの世に蘇った女の幽霊(真木よう子)が現れる。
そんな3人の様子を密かに見守る芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)。
そんな最中、ある事件が起こる…
〈感想〉(※ネタバレ含む)
この映画のお話は元々原作があり、室生犀星の「蜜のあわれ」が原作です。老作家は室生犀星を投影したものだといわれています。
二階堂ふみがエロ可愛かったです。
エキセントリックなダンスも可愛かったです。
大杉漣さんの演技も味があって良かったです。こんな名優さんが亡くなってしまったことは本当に信じられませんね…
赤子は老作家が赤子を飲み込んだと言っている描写がありましたが、これは性行為の表現だったのでしょうか。
でも、恋人同士になってから性行為をしたような描写もあったのでどうなんですかね…
真木よう子さんはお綺麗でしたが幽霊なのにまつ毛長すぎて不自然に思いました。赤子と踊るシーン、可愛かったです。
赤子が幻想というか空想の中で作り上げた人物(幽霊ですが)と老作家が言っていましたが、本当のところはどうなんでしょうか。そういうふうにしか解釈出来ないですが…
老作家は普通に浮気してましたが、やっぱりそういう人の方がモテるんでしょうかね笑
赤子は死んでしまいましたが、死ぬことを前から知っていたかのようでした。猫や犬は死期を悟ると自分から消えてしまうことがありますがそれと同じ様に赤子も自分から消えていったのでしょうか。
赤子が死んだ時、大杉漣さんが泣くシーンがありましたが、やはり素晴らしかったです。
久しぶりに映画を観ましたが良作でした。
音楽や映像も素敵でした。
ぜひ観てみてください!