『くるみ割り人形』 素敵な世界観
今日はかなり寒かったです。来週もかなり寒いみたいなのでいよいよ冬という感じですね。
今回観たのは増田セバスチャン監督の『くるみ割り人形』です。
https://www.asmik-ace.co.jp/lineup/2346
〈あらすじ〉
両親を無くし、ばあやに育てられているクララは、次の日にいとこのフリッツと会えるということで喜んでいた。
ドロッセルマイヤーおじさんはクララの家の時計などをいつも直してくれるが、そのおじさんが持っていたくるみ割り人形を気に入る。
そのくるみ割り人形を半ば強引にもらったクララは、その夜、人形がねずみたちにかじられた挙句、大時計の中に持っていかれてしまう。
そのねずみたちを追って、大時計の中に入ると、そこは「人形の国」だった…
〈感想〉(※ネタバレ含む)
とにかく人形の動かし方が凄かったです!すごく緻密にできていて、細かい動きも人形がそのまま生きているようで、素晴らしかったです。5年もかけて作られた映画のリマスター版ということで納得がいきました。
ストーリーは原作やバレエとはかなり違いました。クララはバレエの『くるみ割り人形』でよく主人公の名前として使われています。マリーは原作の名前です。今回この映画では人形の王国のお姫様がマリー姫という名前でした。
2014版制作にあたって、ストーリーを改変したそうですが、結構雑なのではないかと少し思ってしまいました。わざとかもしれませんが、「不思議の国のアリス」っぽい演出がありました。まず、人形の国に行く所で大時計の中に入るところがちょっと似ている気がしました。人形の国で出会った人形使いのおじさんが消えていなくなるところはチェシャ猫のようでした。
あとは、役者(声の演出)の演技がちょっと気になりました。クララの有村架純さん、ちょっと微妙でした…
広末涼子さんがマウゼリンクス夫人役だというのは本当に驚きました。また、市村正親さんが4役も声を演じ分けていて流石だなと思いました。
でも、流石に5年かけただけあってもちろん映画の世界観や、とにかく人形がすごくて、私は個人的に人形が好きなのでとても良いと思いました。
『くるみ割り人形』は今日調べた中でも、結構映画になっているのだと驚きました。今年も『くるみ割り人形と秘密の王国』が公開されますね。観に行くかはわかりませんが、楽しみです。
是非観てみてください(今日のブログの映画も是非!笑)