『非女子図鑑』 言うて非女子??
今回観た映画は『非女子図鑑』です
https://movies.yahoo.co.jp/movie/非女子図鑑/333190/
〈あらすじ〉
むかしむかし、そのずーっと昔、アダムと、イブという「非女子」がいた…
そうして、幾多の時が流れた現代には6人の非女子がいた。
「占い依存の女」、「ノーブラの女」など色んな非女子を紹介した映画。
〈感想〉(※ネタバレ含む)
「占いタマエ」/監督:豊島圭介
(占い依存の女)
タマエ(足立梨花)には毎日お寺の境内にあるガシャポンをするという習慣があった。そのガシャポンの中身は、占いが書いてある紙だった。
私も占いは好きですが、ここまで忠実に占いの通りに生活している人は見たことがありません。
しかもその通りにしている理由はその占いを作っている(書いている)人がタマエは好きだからということでした。自分が好きな人がもしそうだったらその占いの通りにしようと思うのでしょうか。
ガシャポンの前には「占いたまえ」と書いてある看板がありました。これは作品のタイトルにかけてるのだと思いました。
「魁!!みっちゃん」/監督:山口雄大
(ただ闘う女)
無料で焼きそばを試食できるフードカーがあるのかはわかりませんが、確かにそんなサービスがあったら何回も並ぶ人はいると思います。しかしみっちゃん(山崎真実)はその店にいたタク(坂口拓)と戦いたかったから並んでいたというような感じでした。
アクションシーンはそこまで派手ではなかったのですが、みっちゃん役の山崎真実さんの魅力が伝わってくる作品でした。
「B」/監督:深川栄洋
(ノーブラの女)
考古学をただ一心に向き合う美帆(月船さらら)は作業中に痛かったりするという理由でノーブラで、すっぴんだった。
そんな彼女があるきっかけでブラをつけ、メイクをしようと思うのだが…。
私は最初この作品のテーマを知らなかったので、ブラを付けていなかったその後に圭吾(田中幸太朗)がブラをつけていることに美帆が気づいた時に美帆のブラを盗んだのかと思ってしまいました。
確かに身近な男性がブラジャーを密かにつけていたら引くと思いますが、それだけで職場をやめていて(辞めさせられた?)すこし可哀想でした…
「男の証明」/監督:川野浩司
(男を演じたい女)
何か、タイトルからして結局下ネタじゃんみたいな作品でした…
女優(片桐はいり)の演技は良かったと思うのですがストーリーはあんまりだったかと思いました。
「混浴heaven」/監督:オースミユーカ
(混浴好きの女)
千晶(江口のりこ)は何か謎に(失礼)セクシーでした!元々女優さんとしても好きなのですが。
自殺しようとしていたのに、混浴の温泉で朝焼けを見たことでそれをやめますがそんな簡単にやめようと思えるのかと思ってしまいました。
「死ねない女」/監督:塚本連平
(自殺に走る女)
涼子(仲里依紗)は失恋から自殺しようと決心するが、死ぬに死ねない。
福田雄一さんが脚本だったので納得の面白さでした。でも、自殺しようとしてる人がわざわざメイクとかおしゃれとかしなくないかと思いました。確かに部屋が汚いのはどうかなって思いますが…
OPで福田雄一 脚本のアピールがすごくて笑いました。
あと、別エンドで妖精の死体があったのが面白かったです。
オムニバス系の映画(邦画)を観るのはこれで2回目なのですが、もっと色んなのを観てみたいと思いました。結局「非女子」の定義がはっきりしなかったので不甲斐ないです。そんな、そこまで「非」だとは思いませんでした。フェミニストの方には、ミソジニーとか言われてしまいそうですね…
是非観てみてください。