つなの意見。

書評や映画やドラマの感想、乃木坂についてを綴ります

『女ともだち』 中沢けい 距離感

 今日は朝は特に寒かったですね。12月も始まり、本格的に冬になったと思います。街中ではクリスマスソングが流れ始めていて早いなと思いました。

 

今回読んだのは中沢けいの『女ともだち』でした。

f:id:mtsunatyanjp:20181202183712j:image

http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211066

〈内容〉

 10代の頃小説家デビューし、その小説が売れた主人公。そんな中、後輩の隆子が転がり込んでくる。隆子は女子寮に住んでいるはずだがなぜ主人公の家に度々来るのだろうか。という中編小説。

短編「アジアンタム」も収録。

 

 

〈感想〉(※ネタバレ含む)

 中沢けいさんの小説を読むのは初めてでした。『うさぎとトランペット』は結構有名だと思います、機会があれば読みます。

 

「女ともだち」

 中沢けいさんの作品を読むのは初めてでした。

長い割にあんまり面白くないと思ってしまいました。

 

 しかし、キャラクターの後輩とは思えないほど少し図々しいと思ってしまう隆子、女優志望で少しわがままなとき子は魅力的でした。

 

 主人公は女性ですが、女性の裸体について注視していると思いました。小学生の時にいたずらをされてしまったことが原因しているのではないかと思いました。

 

 下着姿で海に入るシーンの描写がすごくリアルだったので筆者は経験したのかと思ってしまいました。

 

アジアンタム

 アジアンタムが最初何のことだか分からず、植木だと知って予想外でした笑

 

主人公は高木と江木という2人の女性と会っていますが二人とも木がついているのでアジアンタムと関連していると思いました。

主人公は女性のことを軽視しているように少し感じましたがこういう男の人がモテそうだな〜と思います。

 

結局2人の女性との関係がよく分かりませんでしたが、恋人のような関係なんだろうかと思いました。

 

 

 自分で本を選んでいるので結構はずれみたいな本に会うことが多いです。今度は周りの人にオススメの本を聞いてみたいと思います。