つなの意見。

書評や映画やドラマの感想、乃木坂についてを綴ります

『まほろ駅前番外地』三浦しをん キャラを立たせる

 今日はすごく風が強くて寒かったです。風も冷たかったです。気温も低かったと思うので冬って感じでしたね。東北の方では雪が降っているということで雪崩などの被害がないといいなとおもいます。

 

今回読んだのは三浦しをんの『まほろ駅前番外地』でした。

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https://www.amazon.co.jp/まほろ駅前番外地-文春文庫-三浦-しをん/dp/4167761025

 

〈内容〉

便利屋を営んでいる多田啓介と、行天春彦。本作ではこの2人だけの話だけでなく、前作で登場した人物のスピンアウトストーリーも収録されている。

 

〈感想〉(※ネタバレ含む)

 実写化もされている作品ということで、映画も観てみようと思います。かなり主役の2人のキャラも濃く、魅力的ですが、その周りのキャラクターも面白い人が多かったです。

ミスってシリーズ2作目から読んでしまったのですが、あまり困りませんでした。

 

 短編に分かれていましたが、話は繋がっていました。始めの「光る石」の話はすごく印象的でした。女の嫌な感じがよく出ていました。一緒に指輪を選びにいったのに同じ指輪のカラット数が大きい方を買うなんて嫌な人だなと思います笑

 

 2つ目の話は星良一というまほろ市の裏社会の若きボスの話でした。彼は結構グロいこともしていましたが、高校の後輩である新村清美を一途に愛しているところが好感が持てました。

 

 印象に残った話は、「由良公は運が悪い」と「なごりの月」です。

「由良公は運が悪い」は由良公の少し生意気で斜に構えた性格が魅力的でした。また、行天の女性にモテる(取り入る?)面が出ていて私は行天はモテそうだな、と思っていたので予想通りで良かったです笑

 

「なごりの月」は、行天が子供に対して示した態度が気になりました。しかも怒っているというよりかは怯えているという反応だったということで、それは『まほろ駅前狂想曲』を読めばわかるのかと気になりました。

 

 

 まほろ駅前シリーズは結構面白そうだと思いました。全部読んでみたいと思います。

ぜひ読んで見て下さい。