つなの意見。

書評や映画やドラマの感想、乃木坂についてを綴ります

『イニシエーション・ラブ』乾くるみ 映画を観て原作も読みました

今回読んだ(観た)のは乾くるみの『イニシエーション・ラブ』でした。
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https://www.amazon.co.jp/イニシエーション・ラブ-文春文庫-乾-くるみ/dp/4167732017


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https://movies.yahoo.co.jp/movie/イニシエーション・ラブ/351031/

 

〈あらすじ〉

 恋愛とは無縁だった鈴木(松田翔太)は、友人に合コンに誘われた際に成岡繭子(前田敦子)と出会う。彼女に一目惚れし、2人は恋に落ちる。しかし鈴木は東京での勤務が決まり、寮暮らしが決まることとなった。そして2人の遠距離恋愛が始まった。恋愛小説でもあり、ミステリーでもある思わず再読したくなる作品。

 

 

 

〈感想〉(※ネタバレ含む)

【映画】 とにかく前田敦子さんが可愛かった! side-Aの方ではマユが計算して可愛いのか自然に可愛いのか疑ってしまうほどでした。まぁ観終わればそれがどうなのか分かると思います。

 

 映画ではイブに会った2人が他のカップルに釣り合ってないみたいな事を言われるシーンがありましたが、原作では単にオシャレすべきだと言っていて、鈴木が特に太っているような描写はありませんでした。

 

 正直side-Aの鈴木が痩せてもside-Bの鈴木(松田翔太)にならないと思ってしまいましたが、その辺はフィクションなので目をつぶって観るしかないかと思います笑 映画の冒頭で秘密があるから、まだ観てない人には口外しないでとあったように確かにこの秘密は言わない方がいいと思いました。

映画の方が内容が分かりやすいと思います。

 

【原作】結論としては女って怖いな〜という単純な感想になってしまうのですが、side-Aとside-Bはカセットテープのことなんだと読んでわかりました。80年代当時流行った『男女7人秋物語』の主題歌、「SHOW ME」も章のタイトルに使われていますね。全文と解説を読むとこのドラマが当時流行っていたからこの作品の中で出てくるだけではない、とわかりますね。

 

 多分この本は映画を観てから本を読むと分かりやすいとは思いますが、本だけ読むなら絶対再読したくなると思います。ていうか再読しないとよく分からないと思います。

 

 映画よりもっと具体的に恋愛面に焦点を当てている気がします。映画は80年代の要素が結構見られるのではないかと思います。エンドロールの80年代の解説は私の年齢でも分かりやすかったです。

 

 

 ミステリーは他にも読みますが、こういった恋愛のミステリー(しかも大どんでん返し)は初めて読みました。(観ました)映画も本も最後の結末が分からないようにわざとブログを書いたので百聞は一見にしかずということで…

是非、映画も原作も読んでみて下さい。