つなの意見。

書評や映画やドラマの感想、乃木坂についてを綴ります

『嫌われ松子の一生』 中島哲也 ジェットコースター

 1日に初詣に行かれる方が多いイメージなのですが世の中的にどうなのでしょうか。私は今日初詣に行ってきました。お参りもしたので良い1年になるといいなと思います。

 

嫌われ松子の一生 #GYAO https://gyao.yahoo.co.jp/player/00908/v14131/v1000000000000009562/

 

〈あらすじ〉

 川尻松子の甥、笙は会ったことも無い彼女の遺品整理を父に頼まれる。彼女の遺品を整理するうちに笙は彼女の人生に興味を持っていく。それは壮絶なものであった。

 

〈感想〉(※ネタバレ含む)

 実はこの映画を観るのは2回目なのですが、何だか感極まって泣いてしまいました。

この映画好きな女の子は幸せになれないみたいなツイートをTwitterで観た時に確かにそうだなーと思います笑

 

 松子の不器用さは完璧な人間でなければ誰でも共感できるのではないかと思います。映画はだいたいハッピーエンドのようなイメージが私にはあります。私は小さい頃からディズニー映画を見ていたので余計そう思ってしまうのだと思います。しかしこの映画は幸せな瞬間があってもすぐに悲しかったり、辛いことがあったりします。まさにジェットコースターの様な映画でした。

 

 松子の愛さずにはいられないキャラクターには強く魅了されました。松子はいつも愛されたいと思っていて、人に好かれないと思っていますが実は愛されていたと思います。松子は自分のことより人のことというような女性です。自己犠牲や無償の愛といえる彼女の愛は作中でも出てきたようにイエス・キリストの愛のようでした。

 

 邦画には全くないと言って良い、ミュージカル映画でした。邦画のミュージカルはほとんどないと言っても過言ではないので、邦画のミュージカルを観たい方には特に強くオススメします。

音楽の組み合わせ、またこの映画オリジナルの曲もとても良かったです。私はこの映画を観た後サウンドトラックを即買いました。

 

 

 この映画や『渇き。』を観て中島哲也監督の作品を良いと思いました。特に女性の方は好きな映画だと思います。

ぜひ観てみてください。