『猫の事務所』 宮沢賢治 差別
めちゃくちゃプライベートなことなのですが、(今更)4日から今日まで、岩手に行って参りました。主に花巻と盛岡を観光したのですが、2日目は雪が降ってめちゃくちゃ寒かったです。
今回読んだのは宮沢賢治の『猫の事務所』でした。現地で買った豆本です。
短編なのであらすじは省略します。
〈感想〉
何か読んでいて悲しい気持ちになるというか、一言で言うとしんどい話でした…笑
この猫たちは歳的におじさんだと思うのですが、大人げないと思いました。
かま猫というのは初めて聞きました。何か人間界での差別を暗示しているのかなと思いました。黒人差別的な(?)
猫はハチワレ猫が縁起が悪いと言われています。(人間で言うと髪の毛が真ん中分けみたいな模様の猫です)
かま猫の説明を見る限り、そんなに醜い猫では無いと思うのですが…私は猫が大好きなので可愛くない猫なんていないと過信しているのですが…
急に獅子が出てきてくれたおかげで事務所は解散しましたが、この獅子がいて良かったのではないかと思います。まぁでも、かま猫の辛い環境が無くなってもかま猫もほかの猫たちも職を失うとなるとちょっときついかもしれませんね笑
宮沢賢治は元々好きなのですが、話の内容が暗いのがやっぱり多い気がしました。家にちょっとした全集があるのでまた他にも読んでみたいと思います。
是非読んでみて下さい。