『何者』 朝井リョウ 自分のこと
今日も晴れていてとてもいい天気ですね。明日夢の国に行くのですが、雨だそうです。
冬は寒いので暖かい天気が続くといいなと思います。
今回読んだ作品は朝井リョウの『何者』でした。実写映画化もされていますね。
https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/333061/
〈あらすじ〉
拓人は光太郎という大学の同級生と同居している。3年生になり、就職活動を本格的に始めることとなった。そんな中、光太郎の元彼女である瑞月の友達で、同じアパートに住む理香とその彼氏、隆良と出会う。5人は就活に向けて進んでいく。
〈感想〉
私も過去の記事などでちらほら言っていましたが今就活生です。
この本を読んで改めて思ったことは就活にはやはり正解がないと思いました。
あくまでフィクションではありますが、就活を誰よりも必死にやっている理香(例えば自分の名刺を作ったり)が一つも内定をもらえていませんでした。
自分でも就活をしていて(といってもすごく頑張っている訳ではありませんが…)インターンにすごく行ったから内定をもらえるとか、そういうことではないと思います。行かないに越したことはないとも思うのですが。
同時にこの本で就活に関して学ぶことは結構多かったと思います。
現代社会で、SNSもほぼ全員がやっているようなこの社会で、すごくありえそうな話でした。こういったSNSを絡めた小説は初めて読みました。登場人物が裏アカウントを持っているというのもすごくリアルでした。
「何者」というタイトルは拓人の裏アカウントの名前ですが、就活というのは自分が何者であるかを再確認させられるものなのだとそういった意味も込められているのかと思いました。
朝井リョウさんの作品はこのブログでも何回か紹介し、感想を述べていましたが好きなのだと思います。とても読みやすかったです。
ぜひ読んでみてください。