『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん 仲が良いのか悪いのか
今日は1歩も外に出ていないのですが、家にいても寒かったです。雪も降っていたみたいですね。
今回読んだのは三浦しをんの『まほろ駅前多田便利軒』です。2作目の方は去年読んでます。過去のブログです↓
https://mtsunatyanjp.hatenablog.com/entry/2018/12/28/214102
〈あらすじ〉
偶然再会を果たした、高校時代の同級生、行天春彦と便利屋を営んでいる多田啓介。しかも行天は行く先が無く、多田の元に居候することになった。
不思議な2人組と、便利屋の顧客たちのユニークな物語。
〈感想〉(※ネタバレ含む)
行天と多田のように偶然昔の知り合いと出会って商売をしたりすることは有り得るのでしょうか。不思議ではありますが、 そういう出会いって素敵だと思います。ただは行天を嫌がっているようですが、なんだかんだ追い払えないのが微笑ましかったです。
まほろ駅は東京郊外ということで、私も郊外に住んでいるのですごく親近感が湧きました。上記に示したように去年この本の第2弾を読んでいたので色々と関係性が見い出せて面白かったです。読む順番は間違えていますが…笑
行天と多田の微妙な距離感は面白くて、温かさを感じました。高校時代にほぼ多田のせいで小指を切ってしまった行天でしたが、それも運命的だなと思います。
行天はちゃらんぽらんに見えて、優しさを感じ、特に元妻にお金を送っていたというのが彼の実は几帳面である所を感じさせました。2作目ではその事が描かれていなかったので知ることが出来て良かったと思います。
この作品は実写化されていて、2作目の方はドラマ化もされているそうですね。ドラマはちょっと見ましたが、キャスティングがハマっているなと思いました。
是非読んでみてください。