『娼年』石田衣良 性の奥深さ
気温が20度ある日って暑いと思ってしまうんですが、世間的にはどうなんでしょう?
今年はかなり猛暑だったので涼しく感じるはずなのですが…
今回読んだのは石田衣良さんの『娼年』です。内容がアレなので、正直感想書くかすごく迷ったのですが立派な文学作品なのであまり触れないでほしいです笑
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784087476941
〈あらすじ〉
大学に行くのも恋愛をすることにもどこか退屈していたリョウ。アルバイトをしているバーで会員制のボーイズクラブのオーナーをする御堂静香と出会う。彼女の誘いにより、リョウは戸惑いながらも「娼夫」として働くことになる。そこでリョウは女性の中に潜む様々な欲望を知ることとなった。
〈感想〉(※ネタバレ含む)
この作品は女性の欲望というのがテーマかもしれないが、性癖とも言えると思う。
この作品を読んで、私はまた世間知らずなことを思い知らされた。
それは人間の性癖の趣向というものだ。
私の性癖はというと、語る必要は無いかもしれないが眼鏡が似合う人が好きだ。
これは男女問わずで主に二次元のキャラクターで好きになるキャラはこの条件が必ずあった。眼鏡かけてるから好き、という訳でもないようである。三次元だと、男性の方が好きかもしれない。
あとは中学一年生の時に女性アイドルにハマって以来、2次元でも3次元でも女性アイドルが好きだ。
男性アイドルにハマると言うほどは好きになったことがない。よく考えてみて、これも性癖の1つではないかと思った。
しかしこれは序の口だと思う。性癖というのは奥が深く、この小説では人に物理的に傷つけられるのが好きというものがあった。
また、漫画で読んだものには誰かに殺されたいと妄想しすることが好きというものがあった。
どちらの性癖も持っている人には会ったことは無いし、もしかすると隠しているかもしれないが私はそういった性癖もできるだけ受け入れたいと思う。
これは恋愛対象にもいえることで、愛に性別も人種もないと思う。
話しにくいことかもしれないが是非周りの人々の性癖も聞いてみたい。性癖についてもっと知りたいと思った。
この小説を通して、私もリョウと同じ様に女性の欲望や人の性癖について考え、知ることができたと思う。
本編自体は長いように感じなかったのですが、とてもディープな内容の小説でした。
こういった内容の本が苦手な方もいらっしゃると思うのでその場合は自己責任でお願いします!
ぜひ読んでみてください。