つなの意見。

書評や映画やドラマの感想、乃木坂についてを綴ります

小説

『整形美女』姫野カオルコ 美女の定義

今回読んだのは姫野カオルコさんの『整形美女』です。姫野カオルコさんは『彼女は頭が悪いから』で気になっていたのでこの作品を読むことにしました。 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334769109 〈あらすじ〉 名医と呼ばれる大曾根は20歳の繭村…

『娼年』石田衣良 性の奥深さ

気温が20度ある日って暑いと思ってしまうんですが、世間的にはどうなんでしょう? 今年はかなり猛暑だったので涼しく感じるはずなのですが… 今回読んだのは石田衣良さんの『娼年』です。内容がアレなので、正直感想書くかすごく迷ったのですが立派な文学作品…

『私と踊って』恩田陸 長い短編

私の後輩がブログをやっているのですが、ゲストライターを募集したりしていてちょっと面白そうだなと思います。 今回読んだのは恩田陸さんの『私と踊って』 です。表紙の写真が綺麗で、また、恩田陸さんの『ネバーランド』が面白かったので買ってみました。1…

『魔王』伊坂幸太郎 特殊能力

昨日は本当に寒くて、生足で外出したら痛い目を見ました笑 やっと秋らしくなってきた気がします。 今回読んだのは伊坂幸太郎の『魔王』です。 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000204856 シューベルトの「魔王」ってすごく面白いというか印象的…

『胡桃の家』林真理子 家庭での女性の立場

何だか、雨の日が多い気がします。天気や気温も変わりやすくて風邪を引きそうです。 今回読んだのは林真理子さんの『胡桃の家』でした。 https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/119111/ 〈あらすじ〉 正月に帰省した槇子は生家が取り壊され、テナントビルに…

『砂漠の薔薇』 新堂冬樹 親と子供

昨日アップしたはずのブログが一昨日アップされてるみたいになってるんですが笑 ボケてるんですかね…笑 一応ブログ更新毎日するって言ってるので、コールド・ゲームの感想は昨日書いたことにして下さい、すみませんでした。 今回読んだのは新堂冬樹さんの『…

『コールド・ゲーム』荻原 浩 いじめ

いきなり本題に入ります笑 今回読んだのは荻原浩さんの『コールド・ゲーム』です。 https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/123031/ 〈あらすじ〉 光也が高3の時の夏、復讐は突然始まった。謎の怪文書を送られた光也の同級生が次々と襲われた。怪文書から中…

『ワタクシハ』羽田圭介 存在意義

そういえば、もうすぐ私の大学は学園祭です。慌ただしくなってきそうです。昨日秋刀魚を食べたのですが、美味しかったです。秋の味覚と言えば秋刀魚なので食べられて嬉しかったです。「食欲の秋」でしょうか。「読書の秋」にしたいです笑 今回は羽田圭介の『ワタ…

『星に願いを ―さつき断景-』重松清 何ともない日常

まだ暑い日が少し続いている気がしますね。 夏服がしまえなくて困ってます笑 今回読んだのは重松清さんの『星に願いを-さつき断景-』です。 https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/134923/ 〈あらすじ〉 1995年は地下鉄サリン事件や阪神・淡路大震災が起き…

『明日のマーチ』石田衣良 偏見

最近は毎日本を読むようにしているので、読むのが早くなった気がします。あと、伏線もきちんと回収できるようになったと思います、嬉しいです笑 今回読んだ本は石田衣良の『明日のマーチ』です。 https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/125058/ 結構長かった…

『境遇』 湊かなえ 肉親の存在

またまた台風が週末に来ますね。今日も雨ですが、傘を忘れてきてしまいました笑 今回は湊かなえさんの『境遇』の感想を述べたいと思います。 http://www.futabasha.co.jp/booksdb/smp/book/bookview/978-4-575-23745-0/smp.html?c=&o=date ドラマにもなって…

『逢魔』唯川恵 恐怖と密接しているもの

今回読んだのは唯川恵さんの『逢魔』です。妖怪や実際に物語に登場した物の怪や、その物語自体を元にして書かれた短編集でした。 そして、その物の怪や霊たちに心を奪われたり、恋に落ちたりする作品になっていました。 https://www.shinchosha.co.jp/sp/boo…